Photoshopの新機能、ジェネレーティブ塗りつぶしの凄さと恐ろしさをさくっと伝える

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 先日Photoshopベータの最新版に、AIイラストのFireflyを応用した新機能が追加された。Fireflyを知らない人に向けて説明すると、Fireflyというのは今やそこかしこで見るAIイラストを生成するサービスのAdobe版。特徴としては様々な権利関係をクリアしたクリーンなサービスという点がポイント。

 まだ試していない人や使い道を考えている最中の人向けに、その機能を利用してどんなことができるのかを簡単に伝えていこうと思う。まあぶっちゃけ名前の通りで、AIを使って効率よく塗りつぶす機能なわけなんだけども……塗りつぶしというネーミングがどうかと思う程度には高機能。

 早速画像で伝えていこうと思う。

 まずは画像を用意して、塗りつぶしたい箇所を選択する。ちなみに使用する画像はお馴染みのぱくたそから借りてるよ。こちらは金子周平CEOで、次に使うのは本坊実結さん。CEOを森の中にいるような画像にしていきたいと思う。

 「ジェネレーティブ塗りつぶし」を押したらプロンプトを入力する。ちなみに入力しなかったらうまいことなんとかしてくれる。手足や背景が切れてたらそれっぽく書き足してくれるよ。まあそういうのは多分出尽くしてると思うから適当に調べたらいいと思う。

 残念ながら上記のプロンプトではうまく行かず、シンプルな内容にして生成したものがこちら。この時点でも割りとすごいんだけど、ジェネレーティブ塗りつぶしの真価はこのあと。

 ちょっと服装が合ってないな……と思って選択範囲を変更。背景ではなく、顔と手(※)を除いた人物そのものを選択して上記のプロンプトを入力。それで何回か生成をして選んだのがこちら。
※AIは手足が苦手だから、そのまま残す方がこれからの生成で都合がいい

 なんということでしょう。CEOの服装や体格が大胆に変化。ジェネレーティブ塗りつぶしという機能ではあるものの、これはAIを活用して補う機能。使い方次第ではこうやって背景と服装を変えてしまえるんだよね。これは本当にすごいと思うし、怖いとも思う。

 今度はこちらの画像。さっきは背景と服装を別々に指定したわけだけども、今度は顔と手以外をすべて選択して塗りつぶす。つまりさっきの手順二回分をまとめて行うってこと。

 勉強している大学生かOLっぽく見えるから、ここは大胆に高校生が教室で勉強しているようなイラストを希望してみる。そして何度か生成してみた結果がこちら。

 まるで最初からこんな写真だったかのようで、ちょっと怖い。ペンはどうなってんだこれ。ちなみに何回も試したけど、そこまで高校生っぽくはならなかった。似たようなポーズの学習素材が不足していたのかもしれない。とはいえこんなものがものの数分で仕上がるんだから恐ろしい。

 すごいけどちょっぴり怖い新機能。みんなもベータ版で試してみよう。

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